普門山 観音寺。鳥取県若桜町小船。
撮影 2015,4,24 日。
文治元年(1185)壇ノ浦から逃れた平経盛は従者共に落折に辿り着くが、
建久三(1192)年に没する。
平経盛の壇ノ浦後の消息については諸説あるのだが、
落折平家集落の伝説が確かなものに思える。
経盛を開基,菩提寺とする釈王山鹿間寺が、
小船北十四町(約1,5㌔)辺りに在ったが寺運衰え荒廃する。
永禄年(1558~69)頃、経盛を祖先と仰ぐ落折,小船の住人は、
龍徳寺三世祖山宗印和尚の協力を得て経盛菩提寺「観音寺」を再興建立させる。
文政七(1824)年になり、残る寺宝,記録等悉く焼失する。
現堂宇はつい近年の新築再建となるもの。
-記事参考「若桜町誌,八頭町誌」-
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